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230 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:12:18 ID:RwdQK2Ow
    神代家・正午……

    凌牙「ん、もうそんな時間か。まあ璃緒が何か適当に作ってくれるだろ」

    ドルベ「忘れたのか? メラグなら今朝から小鳥と買い物に出掛けている」

    凌牙「そういやそうだったな。夕方まで帰らないんだっけ?」

    ドルベ「ああ、つまり今日は君と二人で昼食を共にするという訳だ……フッ、何だか少し照れるな」wKtKブックス

    凌牙「いや、昼飯食べるのに照れる要素はねえだろ。後何でちょっと顔が赤いんだ、お前?」


231 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:13:43 ID:RwdQK2Ow
    凌牙「しかしどうするかな、昼飯。もうカップ麺で済ませるか?」

    ドルベ「残念だがカップ麺のストックは切れている。君と私が二日前に夜食に食べたど○兵衛が最後の二つだった」

    凌牙「他にインスタント食品はないか……でも一々料理すんのも面倒だな」

    ドルベ「なら私が作ろう。今こそ七皇の一人としての力を見せる時だ!」フンス

    凌牙「お前料理なんて出来ねえだろ。この前炒飯作ろうとして天井焦がしたの忘れたのか?」

    ドルベ「くっ、非力な私を許してくれ!」


232 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:15:03 ID:RwdQK2Ow
    凌牙「よし、なら久々にピザでも注文するか」

    ドルベ「ナッシュ、ピザとはどんな効果だ? 何時発動する?」

    凌牙「それは違う奴の台詞だ……何だ、お前ピザ食べた事ないのか?」

    ドルベ「ああ、前世でもバリアン世界でもその様な名前の食べ物を食した記憶はない」

    凌牙「そうか。ピザっていうのは生地の上にチーズが乗って……って口で説明するのは面倒だな。こんな感じのだ(チラシを見せる」

    ドルベ「これは……中々食欲をそそる見た目をしているな」ジュルリ

    凌牙「そうか。まあとりあえず涎拭けよ」


233 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:16:08 ID:RwdQK2Ow
    凌牙「じゃあちゃちゃっと注文するか。このスペシャルチキンってので良いよな?」

    ドルベ「待て、ナッシュ。注文は私が取ろう」

    凌牙「は? お前出来るのかよ?」

    ドルベ「ナッシュ、私をあまり甘く見ないで貰おうか。私は今でこそただの人間だがかつてはバリアンを守る白き盾と呼ばれていたほど男だぞ?」

    凌牙「それ、自分で言ってただけで周りは誰も呼んでなかったと思うぞ。つーかだから何なんだと問いたい」

    ドルベ「いいから任せておけ。では注文に集中する為に部屋で一人で電話してくる! 待っていてくれ、我が友よ!」ダッ

    凌牙「おい、それならネット注文の方が楽……って行っちまったか。大丈夫かな、あいつ?」


235 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:17:29 ID:RwdQK2Ow
    ドルベの部屋(物置)……

    ドルベ「ナッシュは私を甘く見すぎている。注文くらい私の手に掛かれば朝飯前のお茶漬けだ」

    ドルベ(この家に居候させて貰ってからナッシュとメラグには色々とお世話になっているからな。やはりこういう事は進んでやらなければな)

    ドルベ「さて、ちゃんと私は覚えているぞ。この『すぺしゃるちきん』というのを頼めば良いんだな。簡単、簡単」

    ドルベ「とりあえず電話番号を入力だな。えっと……」←人差し指でゆっくり番号を入れてる

    prprprpr……

    ドルベ(よし、繋がった!)グッ


236 :名無しの決闘者:2014/04/02(水) 17:18:50 ID:RwdQK2Ow
    店員『お電話ありがとうございます。ピザ○ット・ハートランドシティ店です』

    ドルベ「こちらこそありがとう。ピザの注文を頼みたいんだが」ペコリ

    店員『ご注文ですね。ありがとうございます』

    ドルベ「いや、こちらこそ重ね重ねありがとう」ペコリ


237 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:19:51 ID:RwdQK2Ow
    店員『ではご注文をどうぞ』

    ドルベ(よし、ここで『すぺしゃるちきん』を頼めば良いんだな。とりあえず私とナッシュで二つと……いや、待て)

    ドルベ(私とナッシュがピザを食べたのを知ったら後でメラグが羨ましがるかもしれないな。なら彼女の分も確保しておくべきだ)

    ドルベ「『すぺしゃるちきん』を三つお願いしたい」

    店員『サイズはどうしましょう?』

    ドルベ「サイズ? ピザの大きさか?」


238 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:20:59 ID:RwdQK2Ow
    店員『はい。S・M・Lの三種からお選び下さい』

    ドルベ(ふむ、私もナッシュも食はどちらかといえば細い方だ。メラグは女だから尚更……あまり大きいのはいらないな)

    ドルベ(しかしS・M・Lとは何の記号だ? A・O・Jの親戚か何かか?)

    店員『お客様?』

    ドルベ「すまない。ちょっと考えさせてくれ」


239 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:22:44 ID:RwdQK2Ow
    ドルベ(落ち着け。落ち着いて考えろ。おそらくS・M・Lはそれぞれピザのサイズを表す記号なのだろう)

    ドルベ(もしそうならこのアルファベットはもしや何かしらの頭文字。そこから導き出される答は……)


    ぽくぽく……ちーん






    S→シンクロサイズ

    M→モンスターサイズ

    L→リトルサイズ

    ドルベ「(これだ!)全てLサイズで頼む」


240 :名無しの決闘者:2014/04/02(水) 17:23:13 ID:AI/.VfQw
    ドルべさん可愛すぎわろた


241 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:23:44 ID:RwdQK2Ow
    30分後……

    凌牙&ドルベ「…………」

    Lサイズのピザ×3 グラタン×3 サラダ×3 ビスケット×3 コーラ×3

    凌牙「……ドルベ、Lサイズのピザは一人で食べるもんじゃねえんだ」

    ドルベ「……その様だな」

    凌牙「……おまけにピザだけじゃなく他にも頼んだんだな」

    ドルベ「……野菜やデザートも必要と思って」

    凌牙「……これを見て何か言う事は?」

    ドルベ「…………」




    ドルベ「……非力な私を許してくれ」

    謝罪のレパートリーが一つしかないドルベであった。

    おわり


243 :ビックリボー:2014/04/02(水) 17:28:08 ID:RwdQK2Ow
    読んでくれた人、ありがとうございました。

    今後はシャークさんと最終回後に神代家に居候になったドルベさんの話を中心にちょくちょく書こうかなと思います。

244 :名無しの決闘者:2014/04/02(水) 17:30:27 ID:hMCRwADY
    乙です
    ドルベ好きだから嬉しかった

245 :名無しの決闘者:2014/04/02(水) 17:30:43 ID:AC.dSrVk
    乙。
    面白かった。

246 :名無しの決闘者:2014/04/02(水) 17:31:28 ID:tcoxU.aQ
    プンスカブックス乙!